特定健診結果と特定保健指導
特定健診・特定保健指導で生活習慣病を予防しよう
高血圧症・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病は、自覚症状がほとんどないまま進行します。特定健診は、そんな生活習慣病の発症や重症化を予防することを目的としています。
生活習慣病の原因となる大きな要因は、お腹周りの脂肪、つまり内臓脂肪の蓄積です。内臓脂肪の蓄積は「血圧高め」「脂質値高め」「血糖値高め」などの動脈硬化を進行させる危険因子を増やします。危険因子が増えるほど心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患を発症しやすくなります。
そのため、内臓脂肪が蓄積しやすい生活習慣を改善すれば、生活習慣病の発症や重症化を予防することが出来ます。
特定健診と特定保健指導はセットです。特定健診後、内臓脂肪蓄積の程度とリスク要因の数により、レベル別(「動機付け支援」「積極的支援」「情報提供」)に保健指導を行う対象者が選定されます。
選定基準(保健指導レベル)
胸囲 | 追加リスク | 喫煙歴 | 対象年齢 | |
(血糖・血圧・脂質) | 40-64歳 | 65-74歳 | ||
男性≧85cm 女性≧90cm |
2つ以上該当 | なし/あり | 積極的支援 | 動機付け支援 |
1つ該当 | あり | |||
なし | 動機付け支援 | |||
上記以外で |
3つ該当 | なし/あり | 積極的支援 | |
2つ該当 | あり | |||
なし | 動機付け支援 | |||
1つ該当 | なし/あり |
《参考:追加リスクの判定基準》
追加リスク | 血糖 | 空腹時血糖100mg/dL以上またはHbA1c5.6%以上 |
血圧 | 収縮期血圧130mmHg以上または拡張期血圧85mmHg以上 | |
脂質 | 空腹時中性脂肪150mg/dL以上(やむを得ない場合には随時中性脂肪175mg/dL以上) またはHDLコレステロール40mg/dL未満 |
【出典】厚生労働省 標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)
※特定保健指導の対象に該当しない方および糖尿病・高血圧症・脂質異常症の生活習慣病に係る服薬中の方は「情報提供」となります。
保健指導レベルに応じた健康づくり
- 「動機付け支援」「積極的支援」の方
特定保健指導の対象となり、3~6ヶ月間の保健指導プログラムにご参加いただきます。プログラムの目的は生活習慣病の温床となる「内臓脂肪を減らすこと」です。そのため、対象者ひとりひとりに食事や生活の様子をお伺いし、『あなたに合った減量方法』を、保健師・栄養士が一緒に考え、継続して健康づくりをサポートします。
対象者の方へは、個別にご案内の通知やご連絡をさせていただきます。特定保健指導(無料)を活用し、健康的な生活習慣を身に付け、生涯健康なからだを目指しましょう。 -
情報提供の方
健康的な生活を送るため、あるいは健康の改善のために、健康教室や健康相談等で健康づくりの情報をご提供します。有効にご活用ください。
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは健康増進課です。
美浦村保健センター(サンテホール) 〒300-0424 茨城県稲敷郡美浦村大字受領1546-1
電話番号:029-885-1889 ファックス番号:029-885-8295
お問い合わせフォームアンケート
美浦村ホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。