熱中症とは、気温や湿度が高いなどの環境で体温を上手に調整することができなくなり、体に熱がこもってしまう状態です。
私たちの体は、暑くなると血管を広げたり、汗をかいたりして体温を下げようとする調節機能が備わってします。しかし、気温や湿度が高いと、この調節機能がうまく働かなくなり、熱中症は起こります。
熱中症は毎年7月から8月の暑い季節に多く発生しますが、梅雨の時期などの気温がそれほど高くなくても湿度が高いと危険性が高まります。屋外だけでなく、室内でも多く起こります。症状が重くなると死に至る可能性のある病態ですが、適切な予防法を知っていれば防ぐことができます。
適切な水分補給などに加え、下記のクーリングシェルターや美浦村防災メール(熱中症特別警戒アラート)も利用し、熱中症を予防しましょう。
令和6年4月の気候変動適応法の改正により、暑さをしのげる場の確保として、市町村長は「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」を指定することができるようになりました。
美浦村では、村民の熱中症による被害の防止を図るため、次の2施設をクーリングシェルターに指定し暑さをしのげる場所として、常時開放しております。
※クーリングシェルターとしての令和6年度の開放期間は6月1日〜10月23日を予定しています。
開設期間中は、各施設に以下のような表示板が掲示されます。
施設名 | 所在地 | 開設日 | 開設時間 |
美浦村中央公民館 | 美浦村大字受領1460番地1 | 火〜日 (月・祝は休館) | 9時〜17時 |
地域交流館みほふれ愛プラザ | 美浦村大字宮地1211番地2 | 月、火、木〜土(水・日・祝は休館) | 9時〜18時 |
熱中症特別警戒アラートとは、熱中症による重大な健康被害が発生するおそれがある場合に、危険な暑さへの注意と熱中症予防行動を呼びかけるものです。
都道府県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における、翌日の最高暑さ指数(WBGT)が35(予測値)に達する場合に、前日の午後2時に発表されます。
【運用期間】
4月第4水曜日〜10月第4水曜日
【暑さ指数(WBGT)とは】
人間の熱バランスに影響の大きい気温・湿度・輻射熱の3つを取り入れた温度の指標で、WBGT35は「過去に例のない危険な暑さ」を想定して設定しています。
暑さ指数(WBGT)の目安 | 注意事項 | アラート発令基準 | |
|
危険 (31以上) |
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。 外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。 |
35以上 熱中症特別警戒アラート 33以上 熱中症警戒アラート |
厳重警戒 (28以上31未満) |
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。 | ||
警戒 (25以上28未満) |
運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。 | ||
注意 (25未満) |
一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。 |
「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合、「美浦村防災メール」でお知らせします。
登録がお済でない方はこちらから登録していただき、各自、身の安全を守る行動を心がけてください。美浦村防災メールについての詳細はこちらをご確認ください。
【美浦村防災メール登録方法】
美浦村保健センター(サンテホール) 〒300-0424 茨城県稲敷郡美浦村大字受領1546-1
電話番号:029-885-1889 ファックス番号:029-885-8295
お問い合わせフォーム