住宅の天井裏への浸入など、ハクビシンによる生活環境被害が発生しています。
こうした被害を防ぐため、ハクビシンの生態と対策方法についてお知らせします。
ハクビシンは東南アジアや中国に生息する動物です。
全長は約90〜110センチメートル(成獣)、体の大部分が灰褐色で、短い四肢は黒色で、額から鼻先までの白い模様が特徴で、眼の下や耳の前に白い斑紋があります。
ハクビシンは完全な夜行性で木登りが得意なため、昼間は樹洞・洞窟、人家の天井裏、倉庫等をねぐらにしております。ねぐらは複数あり、それらを転々と移動します。
雑食性で、果実やトウモロコシなどの野菜・小動物・昆虫・鳥類やその卵を食べます。
ハクビシンは同じ場所に糞尿をする習性があるため、天井板が変色し、シミになります。
放置すると、天井板が腐るなど張り替えを余儀なくされることもあります。
特に糞尿は、悪臭の原因となるだけではなく衛生面でも問題があり、ダニ・ゴキブリ・ウジ虫などの様々な害虫が発生します。
自己防衛策としては、燻煙殺虫剤(ホームセンターなどで購入できます)をまくことで、追い払う方法が考えられます。
追い払うことができたら、侵入口となっていた穴を塞いでください。侵入口を完全に絶ってしまえば二度と住居内へ侵入されることはありませんが、不完全な修繕であったり、侵入口が残っていると侵入が繰り返されます。
ハクビシンは野生鳥獣であるため、法律により許可なく捕獲することは禁止されています。捕獲する場合には事前に許可を得ることが必要となります。
詳しくは、美浦村役場経済課にご相談ください。
《連絡先》美浦村役場経済課
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