校長の羽成栄（はなりさかえ）です。本校に赴任して３年目となります。どうぞ、よろしくお願いいたします。
令和６年度、大谷小学校の全児童281名は、校訓「やさしく かしこく たくましく」、教育目標「自分が大好き みんなも大好き」のもと、元気に学校生活をスタートしました。ご存じのとおり、美浦村は令和７年度４月に「統合小学校：美浦小学校」が開校いたします。歴史ある大谷小学校も、閉校に向けた最後の１年となります。始業式でも子供たち、教職員に話をしましたが、今まで以上に大谷小学校に対して「愛情」をもって生活し、自分を支えてくれている、身の回りの人・もの・ことに対して「感謝」できる日々にしたいと考えています。目の前の課題に対して、教職員と児童がともに考え、気持ちを理解・共有しながら、児童一人一人の目標の実現を目指して、全力で取り組んでまいります。
今年度、校内研修の研究主題は「主体的に学ぶ児童を育てる授業改善の在り方～考え、表現する力を育てる学習指導の工夫を通して～」です。
学校経営の基本方針の一つとして、「主体的・対話的に学ぶことで、『わかる、できる』が実感できる授業内ウェルビーイングの向上を図る」ことを掲げました。
ウェルビーイング：直訳すれば、良好な状態、幸福といった意味ですが、仮に「わからなくても、できなくても」そこから一人一人が疑問や課題を見いだし、次の授業や活動、生活につながる意欲を喚起できる指導、支援を進めていけるよう、全職員で研修し、実践に努めてまいります。
併せて、悩みを相談できる・受けるスキルの構築、あいさつや返事、遊びや対話を通した人間関係づくりと所属感の高揚、体力の向上や保持促進を図る機会の充実を心がけた生活により、活力をもって様々なことに夢中になって最後まであきらめない児童の育成に、継続して尽力してまいります。
今年度も、ご家庭並びに地域の皆様のご理解、ご協力をいただきながら教育活動を推進してまいりますので、今後とも温かいご支援をよろしくお願いいたします。
