広島平和記念式典派遣事業

平和の尊さ心に刻む 小学生親子等が広島市平和記念式典に参列

 『R4広島派遣事業』の画像

 

広島・長崎に原爆が投下されて77年。
広島平和記念公園には様々な年齢・国籍の方々が訪れ、平和への祈りを捧げました。
被爆者の方たちの高齢化により、戦争体験者の生の声を聴く機会は、今後ますます少なくなっていくことでしょう。これからは戦争を知らない世代が学び、考え、次の世代に語り継いでいかなければなりません。
村では、昭和63年に「非核平和美浦村宣言」を行い、戦争の悲惨さと平和の尊さを次代へ語り継ぐための活動を続けています。今年もその一環として、令和4年8月5日から7日の3日間、小学生親子3組と非核平和美浦村宣言推進協議会代表、村議会議員代表などの計10名が、小中学校の児童生徒たちが平和への願いを込めて折った千羽鶴を奉納するとともに、広島市の原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(平和記念式典)に参列しました。
ここでは、参加者が広島派遣を通して感じた、平和への思いを語って頂きました。

《敬称略》


 飯田 洋司(美浦村議会議員)

 広島平和記念式典派遣事業に、村議会を代表して参加させていただきました。平和記念式典の中で、内閣総理大臣、国連事務総長は、核兵器は愚かなもの、私たちの未来を脅かす核兵器の廃絶に向け尽力していくことを誓いました。式典への参列や平和記念資料館の視察を通して、我々も若い世代に向け「核兵器使用の惨禍」を語り伝え、同じ過ちを繰り返してはならないこと、また「核兵器のない世界」と「恒久平和の実現」を根気よく築き上げていかなければならないことの必要性・重要性を感じました。このような貴重な機会をいただきありがとうございました。


  谷口 翔(大谷小6年)

 ぼくは、8月6日に被爆者の方の話を聞いて、原爆の本当の恐ろしさを知りました。爆心地では3,000から4,000度もの熱線があり、たくさんの人が亡くなりました。爆風は風速400mもあり、大型台風の11倍です。そして1番恐ろしいのは放射線です。放射線は全ての細胞や臓器に様々な影響を与えます。特に細胞が活発に分裂している組織に急性の大きな影響を与えます。今世界には1万3千個の核兵器があり、その全てが広島に落とされた原爆の数十倍の威力を待ちます。みんなにも核兵器の本当の恐ろしさを知ってほしいと思いました。


 谷口 奈穂子(大谷小保護者)

 原爆の本当の悲惨さを理解し、現在世界に1万3千発以上ある核兵器の威力を正しく認識する。核保有(共有)、抑止力等は平和をもたらさない。平和は外交努力・対話・歩み寄りのみがもたらすものである。被爆者の飯田さんは繰り返しそう仰っていました。
 人々の営みを無差別に、一瞬にして破壊し尽くす核兵器。核の脅威に対する唯一の解決策は、核兵器を一切持たないことだと認識しなければなりません。こどもたちの未来のためにも、世界中の核兵器の廃絶を心から願っています。
 今回は貴重な体験をありがとうございました。


 中泉 柊悟(木原小6年)

 今回ぼくは、8月5日から7日の3日間広島に行き、知ったことが3つあります。
 1つ目は、平和記念資料館を見学し核爆弾の恐ろしさと残酷さを知りました。現実とは思えませんでした。
 2つ目は、被爆体験講話です。証言者の飯田さんは3歳のころに被爆し、お母さんは25歳、お姉さんは4歳で亡くなったと聞き悲しくて泣いてしまいました。また、被爆したときの放射線で14兆の細胞に異常あると聞き、ぞっとしました。
 3つ目は、平和記念式典に参加し、戦争も核兵器もない平和な世界が早く来てほしいと思いました。


 中泉 恵(木原小保護者)

 77年前の8月6日、原爆により一瞬にして多くの尊い命が失われ、かろうじて生き延びた人々も人生を大きく歪められました。この惨劇を思うと胸が締め付けられました。
 私は2度目の平和記念資料館でしたが、何度見ても原爆の悲惨さがひしひしと感じられるものでした。被爆体験講話も子どもの頃は、只々怖いと感じていただけでしたが、今回は資料等をいただき、親子で色々考えさせられる体験でした。
 3年振りの広島平和記念式典派遣事業でしたが、親子で参加させていただき貴重な体験をする事が出来ました。ありがとうございました。


 細島 遥斗(大谷小6年)

 1945年8月6日、広島に「原爆」が投下されました。たくさんの人々が「水をくれ…。」とうめき声を上げながら、次々と亡くなっていきました。爆心地周辺では、
 亡くなった人の骨すら灰になり、豊かな街並が地獄絵図となっていました。死者は約14万人にのぼりました。さらに、後遺症にうなされて、10年、20年と時を重ねても人が亡くなっていき、現在の被爆死者数は33万人となってしまいました。こんな悲劇が二度と起こらないように、僕たちが平和をかたく築かなければなりません。
 地球の明るい未来、そして笑顔を守るために。


 細島 恵美子(大谷小保護者)

 多くの命と夢や希望を奪っていった原子爆弾が投下されてから77年。今回親子で平和記念式典に参列させていただきました。資料館で多くの写真や遺品を見て、改めて原爆の恐ろしさや平和の大切さを知る事ができました。被爆体験講話では証言者の生の声を聞く事でき、戦争は人間の仕業。今も戦争や核兵器を保有する国がある中、廃絶が唯一の世界平和の道、人も国も社会も違いを受け入れる事が大切だと仰っていました。戦争は昔の事ではないのです。この悲惨な歴史を風化させない為に後世へと語り継いでいく事が大切だと強く感じました。

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  • 【最終更新日】2022年9月19日